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大学を中退した場合に、就職活動で考えられるダメージ

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大学の中退と編入における、就職する際のダメージの差

大学を中退して別の大学を改めて受験して入学するのと、他大学に編入するのとでは、就職の際にどれほどの違いが生じてくるのでしょうか。

その答えは、ずばり、あなた次第といえます。

あなたがどれだけ意欲を持って再入学あるいは編入したのか、そしてそれによってどれだけ成長することができたかであって、それをアピールできればその差はありません。

あなたが単に入学した大学から逃げたいだけで再受験や編入したのであれば、かえってマイナスでダメージも大きくなるでしょう。

そのような人は就職先を探すのにも厳しくなるものと考えられます。

また、編入する際には注意したい点もあります。

例えば、他大学の3年次編入とされている入試に合格したとしても、実際に編入するとかなりの単位を取らなければならず、卒業まで残り2年と考えていたのが3年かかったという場合があります。

このように、想定外のケースもありますので、それでもその分野の勉強をしたいという強い意志がなければなりません。

大学を中退することと就職活動に関するダメージ

大学生が卒業を前に就職先を探す場合には、就職担当の窓口が合って、企業との橋渡し役をしてもらえるものです。

もちろん大学側も少しでも多くの、できれば全員の学生の就職を願っていますから、誠心誠意、学生の希望する企業に就けるように対応してくれます。

しかし、大学を中退してしまったら、そのように大学に助けを求めるわけにはいきません。

中退した人が就職先を探すには、ハローワークかもしくは求人誌を頼りにすることになります。

しかし、ハローワークを通しての求人だから安心できる企業だと考えるのは、危険です。

記載されている仕事内容や給与、労働条件などが、必ずしもその通りだという保証はなく、入社してから後悔するというケースも多いからです。

自分自身でどの求人を信じて入社するかを決めるのはとても困難で、大変な作業です。

このように、大学中退の人は、就職先を探す上でやはり大きなダメージを受けることになります。

大学を中退する理由の現状

平成24年度の全国の国公私立の大学と短大、および高専の1191校に対し、中退に関するアンケート調査を実施した所、1163校から回答を得ることができました。

その結果、大学や短大を中退した学生の理由としては、経済的に学業を続けることが難しいとするものが、20.4%と最も高かったことが分かりました。

これは、前回の平成19年度に実施した同様のアンケート調査の結果の14.0%と比較すると、大きく増加しているのが分かります。

文科省によると、経済格差が一層の広がりを見せていて、家計から学費への支出が苦しいという世帯が増えているとしています。

中退の理由は他に転学、成績不振、就職などとなっています。

国公私立別に見てみると、私立が経済的な理由が22.6%と最も高かったのですが、国立は就職が20.5%と最多で、しかもその多くは大学院生でした。

大学を中退した人は、専門学校も選択肢に!

大学では自分自身が何をしたいのか、何を学びたいのか分からず、やがて学習意欲も低下して、中退したという人も多いはずです。

そういう人は、一度自分自身を振り返って、これから先どのように生きていくのか、そのために何を身につけなければならないのか、考えてみましょう。

そして、自分が本当にやりたいことが分かったら、専門学校に通われてみてはいかがでしょうか。

現代では、「どこで」学んだか、というよりも、「何を」学んだかを問われています。

つまり、単なる学歴ではなく、何のスキルをどれだけ身につけているか、真の実力が評価される時代なのです。

専門学校では、実際に就職した際に即戦力となるためのカリキュラムが組まれており、そのために卒業後の就職率もむしろ大学よりも高い数値を示しています。

専門学校の卒業生の高い就職率は、景気の動向に左右されにくいのも大きな特徴です。

大学を中退した人が、就職に向けてダメージがあるかのQ&A

質問 大学中退したら就職できないって本当?

私は大学2年生ですが、もともとあまり興味がない学校へ入学してしまい、以来勉強はもちろん学校に通うことすらなくなりました。

このままずるずると大学に席を置いていても授業料がもったいないので、大学を辞めて働きたいと考えています。

大学中退だと就職できないと周囲は言いますが本当でしょうか?またどのような職業なら就職できるでしょうか。

回答 大学を中退した場合のデメリット

大学を卒業しなかったからといって、就職できない、というわけではありません。

ただし、給料が少しでも高く、またデスクワークなど比較的楽な仕事に就きたいなら、やはり大学を卒業すべきでしょう。

そもそも、就職したいために大学に通う、という考え方を改めてみてはいかがでしょう。

たとえ興味がない分野に進学されたとしても、勉強だけではない、学生だからこそ身に就くものは無限にあるわけで、その時には無駄だと思うことにも、後できっと無駄ではないことに気付くはずです。

安易に大学を辞めてしまうことの方が、本当にもったいないですよ。

大学を中退した人の就職活動の特徴

大学を中退している人が正社員に応募するのは、やはり現役の大学生と違って難しいものがあります。

例えば中退者でも応募可能とされていても、実際には新卒者でないと採用しない、という企業も少なくありません。

大学を中退した人は、その理由は様々ですが、大学中退という学歴のハンデを背負っている事実には変わりがなく、そのために就職活動も焦りを感じるかもしれません。

しかし、やみくもに就職活動をしても良い結果が得られるというものではありません。

一口に就職活動といっても、求人情報の収集、履歴書などの書類作成、面接のための対策など、やるべきことはたくさんあり、それらをすべて一人でやらなければならないのです。

現役の大学生の就職活動とは異なり、大学中退者はスタート地点ですでに遅れをとっているともいえますから、効率的に行う必要があります。

ハローワークや民間の就職支援サービスなどをフル活用するようにしましょう。

大学を中退した人の就職活動で注意したいこと

1.高望みをしない

大学を中退しているということで、ただでさえ条件が悪い上に、理想ばかりを負い続けてもいつまでたっても就職などできるはずがありません。

まずは視野を広げて、自分にできそうなことを少しでも多く取り上げて、職種を考えてみましょう。

何でもいい、というわけではありませんが、まずは正社員として社会で働いてみて、社会人としてのキャリアを積み上げることが大切です。

もちろん最初の会社で長く働き続けるのが一番いいのですが、その後もっと他にこういうことがやりたい、という職種があれば、そこで改めて応募するといいでしょう。

2.中退したことを暗く考えない

確かに中退したことで就職活動にはマイナスに働くものですし、不採用の通知を受けるたびに「中退したせいだ」と考えてしまうものです。

しかし、中退したこと自体はもう消すことのできない過去の事実ですし、考え込んでも何もいい結果は得られません。

中退したことをしっかりと受け入れて、前向きな姿勢で就職活動に臨むことで、良い結果が生まれてくるものです。

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