MENU

職場の後輩が生むストレスへの対処が人間関係力をアップする!

  • URLをコピーしました!
目次

職場の後輩でストレスの原因になるのはこんな人!

職場で、「こいつはちょっと・・・」という後輩はいますか?仕事なので避けるわけにもいかず、どう接していったら良いかいろいろ悩むことも多いと思いますが、対策を考えてみましょう。

まず、どんな後輩が、問題になるでしょうか。

(1)いろいろなことに疑問を持つのは良いが、本質的でない細かいことを、しつこく聞いて来る人。こんな人は、あなたの指導次第でしょうか。

(2)先輩に対して、礼儀を欠いている人。たとえば、友達と話しているような話し方。ふつうに敬語が使えない人。こんな人は、確かに困ります。社会人として、どうなのでしょうか。

(3)会社での愚痴を、ネットに書き込んでいる人。ちなみに、この行為は会社の管理職に見つかれば、懲戒免職になりかねません。ご注意ください。

(4)仕事の出来が良いわけではないが、口だけが達者な人。口だけならいずれ淘汰されてしまうでしょう。でも、こんな人もあなたの指導次第でしょうか。

(5)愛想がいいのは良いが、ちょっと行き過ぎで調子が良い人。

(6)周りに気にしないで、高級車に乗って来る人。まっ、いいか。

職場の後輩とのストレス、どんな対応をしている?

実際に、困った後輩にみなさんはどのように対処しているのでしょうか。

(1)本質的でない細かいことを、しつこく聞いて来る人。上司に頼む?いや、もし彼にやる気があるのなら、先輩であるあなたは、その後輩を指導するという仕事もあるのではないでしょうか。

(2)先輩に対して、礼儀を欠いている人。特に、年上の後輩の場合は、どうされますか。年上であれば、一応そちらを立てて接する?でも、会社として、これで良いでしょうか。すなわち、対社外的に、本当にこの人は通用するのでしょうか。

(3)間違っていることを指摘されて、逆切れするような後輩は、ちょっと見込みがないかもしれませんね。どうすればよいでしょうか。本当に会社に損害を与えかねないことがらは、上司に相談するしかないでしょう。

(4)仕事のできが良いわけではないが、口だけが達者な人。簡単な仕事だけを与えるようにすれば、ミスも減る?でも、会社として、これで良いでしょうか。むしろ、その後輩のやる気を評価して、能力を伸ばしてやる方法は、ないものでしょうか。やる気でなくて、本当に言葉だけの場合は、どうしましょうか。

(5)愛想がいいのは良いが、ちょっと行き過ぎで調子が良い人。どうしても、自分の性格に合わない人は、プライベートにはかかわらず、仕事に関係のない会話しかしない。これも仕方ないかも。でも、会社としては、これで良いでしょうか。

職場の後輩に感じるストレスを前向きなものに変える方法!

ここでは、ちょっと具体的に、後輩への声のかけ方を考えてみましょう。

(1)「どうしてできないの?」これは、まずい言い方です。なぜかわかりますか。後輩が「こういうわけで、できないのです。」と答えることは、稀でしょう。あなたも、そんなことは期待していません。ただ感情をぶつけているだけだからです。

 どうして、なぜを繰り返すのは後輩からすると責められていると感じるだけに過ぎません。

(2)「どうすれば、何ができるか、みんなで考えてみよう。」これは、上の言い方とはまったく違って、未来型の発言になります。問題を後輩一人の問題と考えず、みんなの問題として捉えています。

(3)問題に対して、明確な指示を与える。これは、場合によっては適切なこともありますが、人を育てる言葉ではありません。

(4)「そのためには、あなたはどうすれば良いと思うのかな?」人は、問い掛けられて始めて考え始めます。

先輩は、その問い掛けに対する後輩と考えに応じて、会話を重ねるなかで、後輩の考えややる気を引き出すことができるのです。この会話のやり取りなくして、単なる指示や、感情をぶつけるだけでは、後輩を育てることはできません。

(5)他の社員と比較して、競争心をあおる。この方法で育つ後輩も、いることはいます。しかし、この方法はすべての人に通用するとは限らないことを、おぼえておきましょう。

ストレスを感じさせる後輩、特にプライドが高い彼への対処!

先にも書きましたが、「間違っていることを指摘されて、逆切れするような後輩」「仕事のできが良いわけではないが、口だけが達者な後輩」。

すなわち、簡単に言うと、プライドが高いのだけれど、実務能力がまだ未熟な後輩、このようなタイプの人への対処法もう少し深く考えてみましょう。

(1)できない後輩とは、なるべく関わらないようにする。

(2)ミスが怖いので、簡単な仕事だけを与えておく。

(3)プライドが高いので、おだてて気持ちよく仕事をしてもらう。

(4)その後輩の良い点を見つけて、その点を伸ばしていく。少なくとも、やる気はあるので、責任のある仕事を任せてチャンスを与える。「A君なら、できると思うので!」

(5)間違っていることは、明確に指摘して、指導する。また、間違った態度もいけないことだと教える。

(6)一度ショック療法のため、実害の少ない失敗をさせて叱責する。

(7)本当に困ったことは、上司に相談する。先輩からではなく、上司から叱責してもらう。

さて、どうでしょうか。

(1)〜(3)は、会社という組織においては、ちょっとさみしいでしょうか。

また、チームワークという点からも、仕事の生産性と品質に悪影響を及ぼしかねません。

(6)は、後輩の性格にもよるでしょう。プライドが高くても、心の折れやすい人もいるものです。

やはり、(4)と(5)が正攻法でしょう。次に、この方法を伝授しましょう。

職場の後輩の叱り方、指導の仕方

さて、特に叱ったり指導したりするときのポイントです。

(1)まず、自分の感情をぶつける「怒る」のではなく叱る。怒っていては、逆に感情的な先輩だなどと思われ、ますます指導が難しくなります。

(2)仮に後輩が、言い返してきたときは、どうすれば良いでしょう。この反応に対して、決して感情的になってはいけません。感情的になれば、やはり後輩はあなたをバカにし、指導に従わなくなるでしょう。

後輩の言い分は、最後まできちんと聞いてあげる。これしかありません。仮に、後輩の失敗が明確であっても、彼なりに言い分があるものだからです。

(3)悪かったことに対しては、きちんと反省させ、今後どうしていくのかを、一緒に考えていくというスタンスで相談にのりましょう。

彼自身がこれからはどうしていこうと考えているのか、これを話させ、その話に乗る形で会話を重ねます。

先輩の方から、指示として与えるのではなく、後輩自身の口から、言わせるのです。これが、ポイントになります。

(4)上記のような対応をとることで、後輩の方から、ではどうすれば良いのだろうかと、あなたに問い掛ける瞬間がやってきます。

そのとき、あなたは自分の経験にもとづいた明確なアドバイスを与えることになります。相手が支援を必要とした瞬間に、ヒントとしてそれを与える。これです。

ストレスを感じさせる職場の後輩の指導、その基本的な考え方

叱ったり、指導したりするときのポイントを具体的に書きましたが、個々の細かいことを考える際の、全体的な考え方というものをまとめておきましょう。

後輩との距離感を、バランス良く保ちましょう。ここまで、チームの生産性と品質を上げるためということで、後輩をいかに育てるかという観点から、叱り方とか指導の仕方とかみてきました。

しかし、あまり張りきりすぎて、逆にしつこくなると、それもそれで後輩を育てることにはなりません。

仕事のプロとして、必要な指導をしたら、あとはきちんと独り立ちして責任をもって仕事がでるよう見守ることも、また必要なことです。

仮に、後輩が失敗をしたり、何でこんなことも知らないのかなどと思ったときは、まだ社会経験も浅いし、ある程度それは当然だくらいに考えましょう。

後輩も失敗を繰り返す中で、成長してゆくものなのです。当然かもしれませんが、心得ておきましょう。

後輩を育てることは、組織の人間として当然とはいうものの、結局は周りまわって自分のためなのだと考えてみましょう。

あなたの指導は、後輩との間に、なにものにも代えがたいきずなを作っていきます。それがすべてまたあなた自身の力になって、あなたを助けてくれるのです。

職場で特に苦手意識を持っている人との接し方、究極の方法!

最後に一つ、とくに苦手意識を持っている人とのお付き合いの仕方をご紹介しましょう。

あなたが苦手意識を持っている人というのは、実はあなたの先入観であることが多いものです。

この事実をおぼえておきましょう。この先入観を持っていると、いろいろ仕事の上で、マイナスの影響がでるものです。では、どうすれば良いのでしょうか。

いろいろな人がいるのは当然だ、とまず思いましょう。そして、相手の中に自分より優れている点を見つけましょう。

そして、それを「すごいなぁ」と思いましょう。自分より優れている点では、自分の先生だと思いましょう。誰か苦手な人を想定して、やってみてください。感じ方が変わります。

苦手意識にもいろいろあるのですが、ただ単に「嫌い」な場合もあるでしょう。このような場合は、その人のごく一部でも良いから、「こんなときの、この人は、好き」という点を見つけてみましょう。

何の長所も見つけられなくて、どこも好きになれないときは、どうしましょう。

こんなときは、この人も私と同じように、赤ちゃんのときがあり、子どものときがあり、私と同じように家族があり、私と同じように、今仕事で悩み、がんばっていると思ってみましょう。

数ある会社の中で、同じ会社の同じフロアで働いている仲間というのは、ある意味、かなり運命的に出会っている人々なのですから。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次