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仕事での失敗が不安で仕方ない時の対処方法

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不安が発生するメカニズムと一つの対処方法

不安という感情は脳が勝手に出しているアラームです。

実際に危険なことは起こっていないにもかかわらず、今までの自分の経験や記憶などから不安という感情がわいてくるのです。

自分が考えていることはコントロールできるように思えて、実はコントロールできていません。実際に考え出したら勝手に出てきて止まらないということはないでしょうか。

不安も同じでコントロールできないものです。それをそのままにしておくと、次から次に出てきて止まらなくなってきます。

だから、不安を抑えるためには客観的な見方をする必要があります。不安をそのまま感じるのではなく、不安というアラームが出ていると考えることです。

そうすることで、不安から距離を置くことができます。

不安を抑えようとすると、その感情を意識することになり、ますます不安感が増幅してしまいます。

仕事の失敗に関する不安を抑えるためには書き出してみよう

仕事のことでもそうですが、人が悩んで不安になっているときは、そのことばかりが頭の中で堂々巡りしていて離れない状態です。

しかも、そのことが頭の中でいっぱいなので情報を整理する余裕がなく、ますます不安が大きくなるという悪循環になってしまうこともよくあることです。

このようなときは、不安なことを一度、紙やノートなどに書き出してみましょう。

どんなことを不安に思っているのか、なぜ不安に思っているのかを書き出してみるのです。

そうすると、自分の感情を客観的に見ることができ、不安を抑えられるようになるでしょう。頭の中のことを外に吐き出すだけで、感情は意外と抑えられるものなのです。

不安があまり抑えられなかったとしても、不安なことが明確になることで次の対処方法が見つかるものです。

自分で解決できる問題なのか、誰かに相談した方がいい問題なのか、相談するなら誰に相談した方がいいのかなど、不安に対して分析でき、その対処方法もわかってくるでしょう。

仕事の失敗に対し不安ばかりを考えないために必要なオンオフのスイッチ

不安を抑えるためには、四六時中、不安なことを考え続けるのではなく、考える時と考えないでリラックスする時の2つの行動を切り替えるコントロールスイッチも必要です。

四六時中、不安を感じていたら、脳が休む暇がなく疲れてしまい、うつ状態になってしまうことにもなります。

これを防ぐためには、「考える時」「考えることをやめてリラックスする時」を切り替えることが重要なのです。

不安やストレスをあまり感じていない人は、このスイッチのオン・オフが上手なのです。

そして、そういう人は自分をリラックスさせる(気分転換できる)方法をいくつも持っているものです。趣味をはじめ、自分が今、関心や興味を持っていることをやるなど、自分の時間に没頭できる方法を持っています。

だから、不安を感じていない時に、自分の趣味や今、自分が関心を持っていること、興味があることを一度、手帳などに書き出してみることをおすすめします。

そして、もし不安で頭の中がいっぱいになりそうになったら、書き出したものの中から一つ選んでやってみるのです。その時はできる限り、そのことに没頭するようにしましょう。

スイッチをオン・オフできるようになれば、不安を考え続けることなく、うつ状態になることは避けられるでしょう。

1つの失敗で自分を追い込まないこと

失敗に対する不安を増大させないためにも、失敗に対する次のような考え方も大事です。

1回の失敗で自分がダメだとは思わない

「失敗した → 自分はどうしようもないダメな人間だ」と、1回の失敗で自分に悪い評価をしていませんか。

人間ですから失敗するのは当たり前です。失敗したからといって、あなたという人間が全て否定されたわけではありません。

1回の失敗で必要以上に自分を追い込むような考え方をしないようにしましょう。

失敗後のフォローをしっかりとする

人間は誰しも失敗するものです。だから大切なのは、失敗することを反省し続けることではなく、その後のフォローです。

あなたが反省し続けたところで、失敗に関わる人達は何も変わりません。全力を尽くしてフォローすることが大事です。

そして、今後、同じような失敗をしないために、原因分析と対策を立てておきましょう。失敗は学びでもあります。失敗をすることでわかってくることもあるのです。

不安の対処には呼吸も重要

これまで不安を感じた時の対処方法を紹介してきましたが、どちらかというと対処に少し時間がかかるものでした。

でも、不安を感じ始めた時にすぐにでも抑えられる方法はないのでしょうか。
ここでは、その方法を紹介します。

人間は不安や恐れを感じると、心拍が高まり、呼吸が速くなってきます。このような状態だと、落ち着いて考えることができなくなります。

ゆっくり落ち着いて考えるには心のゆとりも必要ですが、この状態では無理でしょう。

そこで、この時に有効なのが深呼吸です。

人間が身体的にコントロールできるのは呼吸だけです。その呼吸をゆっくりにすることで、脳を落ち着かせるのです。

実際には、お腹にゆっくりと空気を取り込むイメージで息を吸い、吸いきったらお腹にあるものをすべて吐き出すように空気をゆっくりと吐き出しましょう。

こうすることで、体の中の恐怖や不安を減らし、不安にも対応できるようになってくるはずです。

仕事での失敗の不安を引きずらないためには

仕事で失敗をすると、その後くよくよと悩んだり、仕事の効率が落ちてしまったり、同じミスを繰り返したりしないでしょうか。

いつまでも失敗を引きずっていると、それ以降の仕事に対しての不安も増し、うまくいかなくなることもあるものです。

では、引きずらないためにはどうしたらいいのでしょうか。

そのためには”悩む”ことを続けず、”考える”ことに切り替える必要があります。

「悩む」とは、思いわずらうことです。一方、「考える」とは頭を働かせ、自分なりの結論や解決策を導き出すこと。

悩んでいるうちは頭の中で同じことをぐるぐると巡らさせているだけで、時間だけが過ぎていき前に進んでいません。同じ失敗を繰り返さないためにはどうしたらいいか、と考えることで次の一歩が踏み出せるのです。

失敗して気持ちが落ち込むことは誰にでもあることですが、それをいつまでも引きずっていては失敗を糧にすることはできません。

失敗を活かして前に進むためにも、”悩む”ことから”考える”ことに切り替えていきましょう。

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