派遣社員の給料から引かれるものは?知っておきたいポイント
待ちに待った給料日。でも給与明細を見てみると総支給額から次から次に引かれていき、手取り金額の少なさに驚くばかりです。
こんなにも毎月の給料から何が引かれているのでしょうか。
今回は、特に派遣社員の場合を考えてみました。派遣社員だけにある項目に注目!
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
身内に不幸があった人にかける言葉とメールとは
身内に不幸があった場合、周りから...
-
ビジネスメールで「自分」のことを表す最適な言葉と誤った認識
ビジネスにおいて、社内外の連絡はメールでのや...
-
不採用の連絡が来ない場合に電話してもよい?電話での対応方法
不採用通知は電話で来ることもあるのでしょうか? 通常、採用...
-
銀行に就職する際に事前にこの資格を取得しておくと有利!オススメ資格
銀行の業務にはお金の借入・運用などがあります。<...>
-
他の人と仲良くする友達に嫉妬…独占欲をコントロールする方法
親しい相手に対する嫉妬や独占欲は、恋人だけでなく...
-
社会人が副業としてアルバイトをする場合の税金の納め方と注意点
社会人になっても本職の仕事からの給料では生活が苦...
-
バイトの面接で緊張してしまう原因と緊張に対する対処法
バイトの面接は誰しも緊張してしまうものですよね。...
-
面接後の合格の電話で会社からの印象をよくする受け答え方のポイント
就活時に行われる面接で合格となれば、ほとんどの場...
-
彼女がラインで男友達とやり取り…彼氏の本音と対処法
彼女が自分以外の男性とラインをしているのを嫌がる...
-
正社員で退職するのはもったいない!?退職前の注意点とその理由
正社員として働いている人のなかには、今の会社を退...
-
大学でぼっちの人は就職に不利?その理由と不利にしない対処法
大学でぼっちの人は、就職活動で不利になりやすいと...
-
バイトで初めて接客する人へ!不安を解消する上で知っておきたいこと
初めてバイトをする際に、コンビニやレストランなど...
-
ご近所トラブルに発展させないための騒音に対する苦情の伝え方
一戸建て、集合住宅に関わらず、ご近所のトラブルは...
-
彼女に友達がいない……友達がいない女性の注意点
女性のなかには友達がいないという人もいます。この...
-
仕事できない人とバイト先で思われる人の特徴と思われないための方法
バイトをしていると、仕事できない人と思われる人が...
-
彼女とのデートで何するのか悩んでしまわないためのデートプラン
彼女とのデートプランを立てるのはドキドキわくわく...
-
将来が不安……お金に対する考え方と将来を見据えた生活
経済は上向きになっていると言われる一方、自分の給...
-
大人数でバーベキューをする時のお肉の値段・量と選び方
野外で家族や友人たちとバーベキューをするのは楽し...
-
新学期につきもののクラス替えに対する不安を解消する方法
新学期が近づくと、新しい出会いや新しいことにワク...
-
友達の結婚式に呼ばれないのはなぜ?考えられる理由とは
仲がいい友達が結婚することになり、結婚式に必ず呼...
スポンサーリンク
目次
【見出し】
【派遣社員が給料から引かれるもの①社会保険】
派遣社員が給料から引かれる社会保険料の金額
健康保険について
健康保険には大きく分けて二つの種類があります。
一つは自営業の方や無職の方、家庭の主婦の方が加入する国民健康保険。
もう一つは会社に勤めている正社員の方、およびバイトやパート、派遣社員の方で2ヶ月を越える契約期間で、正社員の3/4以上の勤務時間を働いている方が加入する社会保険というものです。
派遣社員の方は、通常は社会保険になります。
なお、社会保険料は半額を会社が負担し、残りの半額を労働者本人が負担します。
それと社会保険の保険料は、派遣会社が加入する保険会社によって異なる場合があります。
また給与の金額によって保険料は計算されます。
なお、社会保険というのは以下の5種類の保険が含まれています。
- 被用者保険(健康保険)
- 厚生年金保険
- 介護保険
- 雇用保険
- 労災保険
派遣社員が給料から差し引かれる所得税の割合
所得税とは、個人の所得(その年の1月1日から12月31日)に対して掛かる税金で国に収めます。
これは、収入からまず必要経費(給与所得者の場合、給与所得控除)を差し引き、次に配偶者控除や扶養控除などの所得控除の額を差し引いた残りに対して課税されます。
住民税も所得税の一種ですが、地方税の一つです。これは翌年課税が原則で、前年の1月1日から前年の12月31日までの所得に対して課税され、納税先はその年の1月1日現在の住民登録している市町村になります。
納税方法は給料から天引きされる「特別徴収」、または本人に納付書が郵送されてくる「普通徴収」になります。
それと住民税には給与所得控除(65万円)というものがあり、1年間の総収入から65万円を差し引いた金額に課税されるというものです。
なお、それが35万円以下の場合は非課税になるというものです。
つまり1年間の総収入が100万円以下の場合は、住民税は掛かりません。
派遣会社は約3割のマージンを受け取っている!
派遣社員の給与は、派遣会社から支給されます。
派遣先企業からの派遣料金から派遣会社がマージン等を差し引き、それが派遣社員に給与として支給されます。
この派遣会社がマージンとして差し引く割合をマージン率といいます。
マージン率は大手の派遣会社程高い傾向にあり、それは派遣社員の福利厚生費、教育訓練費用、求人広告費などに費用がかかるからと言われています。
このように、ただマージン率だけを見て、この派遣会社は良くない会社と単純に決められないものなのです。
ある調査によると派遣会社のマージン率は25%〜35%程度とのことです。
(現在は、法律でマージン率の公開が定められています)
それと「労働者派遣」という雇用形態では、派遣先、派遣会社、派遣社員の三者の間のバランスが保たれていないと成り立っていきません。
派遣社員の給料から引かれる社会保険料を減らす裏ワザ
社会保険料は、標準報酬月額(毎月の給与額にほぼ等しい)に保険料率(都道府県により多少異なる)を掛けて計算されています。
標準報酬月額は毎年7月に見直されていますが、これは毎年4月・5月・6月の報酬(給与+現物支給物など)により算出され、その年の9月から翌年の8月までの標準報酬月額が決まります。
これには残業代も含まれますので、可能であればこの4月から6月の残業について、また通勤定期券も含まれますので、これらをうまく減らすことができれば、
9月から翌年8月までの社会保険料を減らすことが可能になります。
(これ以外に大幅な給与の変動があった時などにも標準報酬月額の見直しを行なければならないようです)
もう一つの裏ワザですが、社会保険料は「定額制」ですので、月の途中で加入しても月末に加入してもその月に負担する保険料は同じになります(日割り計算にはなりません)。
派遣社員は給料から住民税は引かれない
住民税は地方税になります。また前年の1月1日から12月31日までの所得に対して、その年の1月1日に住民登録している市町村に納付(後払い)することになります。
納付方法は特別徴収(天引き)と普通徴収(自分で納付書により納付)の2種類があります。
派遣会社によっては特別徴収(天引き)しているところもあるようですが、大半は普通徴収で地方自治体から送付されてくる納付書で自分で役所や金融機関で納付する必要があるようです。
派遣社員の場合、働き方に個人差が大きい場合が多いので、普通徴収にしているところが多い理由の一つだと思います。
なお、住民税の計算方法ですが「均等割:全ての納税義務者に均等に課せられる税額」と「所得割:納税義務者の昨年の所得金額に応じて課せられる税額」の合計になります。
こちらの記事もオススメです
関連記事はこちら
- Tweet