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身内に不幸があった人にかける言葉とメールとは

   

身内に不幸があった人にかける言葉とメールとは

身内に不幸があった場合、周りからいろいろな声掛けをしてもらいます。

そしてあなたも、友人や知人のまわりで不幸があった場合、励ましたり、気持ちを汲んだ言葉かけをすることになります。

その時にかける言葉はとても重要なものになります。

つらい心情を察し、どのような言葉かけをするべきか詳しく調べてみました。

中には、不幸の場では使わない方が良い言葉もあるようです。

ぜひ参考にして、適切な言葉かけで相手の気持ちに寄り添いましょう。

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これが定番!身内に不幸があった人にかける言葉

身内に不幸があったご遺族の方にかける言葉にはいくつかありますが、一般的なものとして、

  • 「心中お察しいたします」
  • 「この度はご愁傷様です」
  • 「お悔やみ申し上げます」

などのお悔やみの挨拶があります。

 

また、故人が長らく病に臥せていたなどではなく、急に亡くなられた場合には、

  • 「突然なことでご家族様のお気持ちを思うとなんと申し上げてよいのやら……」
  • 「あまりにも急なことでお慰めの言葉もございません。お力落としのことでしょうが、どうかご自愛ください。」

というような挨拶もあります。

 

親しい人の身内に不幸が…そんな時にかける言葉とは

あなたと親しい間柄の身内の方に不幸があった場合、あなた自身もさぞ悲しい思いをすることと思います。

ですから、言葉を飾らず、その悲しい気持ちを伝えるだけで良いでしょう。

面識のあるご遺族に対しては、あなた自身の悲しい気持ちを素直に伝えるだけで十分です。

もちろん、悲しい気持ちとともに、ご遺族を励ましたいという気持ちもあるでしょうし、それこそ伝えたいことは山ほどあると思います。

しかし、きっと言葉にはならないはずですし、お通夜や葬儀の席でべらべらと言葉を話すのは良いことではありません。

まずは、大切な人を亡くされたご遺族の気持ちを思いやることが先決ですから、お通夜や葬儀の際には言葉少なにしておきましょう。

身内に不幸があった人にかける言葉

お通夜や葬儀の場というのは、嘆き悲しむご遺族を前にしてかける言葉が見つからないのが本当のところだと思います。

どんな言葉をかけようとも、悲しむご遺族の心の負担を軽くすることはできません。

そんなときには多くのことは言わず、「ご心中お察しいたします。」のように、簡単にだけ伝えればよいでしょう。

また、故人が突然亡くなった場合には「この度はあまりに突然なことで慰めの言葉もございません」というのがご遺族に対するねぎらいの言葉となります。

他に故人が長命だったからといって、「大往生されて」「天寿をまっとうされ」という言葉は人によってこころよく思われないのでできるだけ使わないほうがよいでしょう。

そして、ご遺族の方に励ましやねぎらいの言葉をかける場合には、「どうぞお体をお大事に」「私で役に立てることがあれば、遠慮せずに仰ってください」といった言葉があります。

ただし、一番大切なのはやはり言葉ではなく気持ちです。

ですから、どのような挨拶にしろご遺族の気持ちを思いやり、また自身の気持ちも込めて伝えるようにしましょう。

注意!身内に不幸があった人に使ってはいけない言葉

冠婚葬祭の場で禁句となる忌み言葉というと、結婚式では切れる、別れるといった言葉がまず思い浮かびますよね。

お通夜や葬儀の際にもそうした忌み言葉は存在します。

それは重ね言葉不幸を連想させるような言葉です。

重ね言葉が禁句だというのは、不幸が続くことがないようにという意味なので、そうした言葉は別の言葉に置き換えるのが良いでしょう。

たとえば「たびたび」は「いつも」、「くれぐれも」は「どうぞ」というように言い換えましょう。

さらに「繰り返す」や「追って」などの言葉は不幸が続くというので、忌み嫌われます。

ですので、これらも使わないのがマナーです。

身内に不幸があった方へのメール返信の言葉

昨今では、パソコンやスマホの普及により、メールで訃報を受け取ることも多くなってきました。

しかし、もちろんこうしたお悔やみメールの返信にもマナーがあります。

  • 「ご愁傷さまです」よりも「お悔やみ申し上げます」
  • 文章は短めに!
  • たびたび、重ね重ね、しばしば、いよいよ、またまたなど、重ね言葉は不幸が重なることを連想させるため使わない。
  • 「4」「9」など死や苦を連想させる言葉は使わない。

他にも重ね言葉や不幸を連想させる言葉はまだいろいろとありますが、基本的には同じ語句が続く言葉や、不幸が続くことを連想させる言葉を使わないように、ということを心に留めておいてください。

ただ、言葉だけに集中しすぎて気持ちのまったくこもっていない挨拶をしてしまっては本末転倒です。

ですから、忌み言葉にばかり意識をとらわれることなく、ご遺族の方を思いやる気持ちだけは忘れないでください。

以下、例文です。
  • このたびは〇〇様のご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。 △△さんが無理をされていないか心配しています。私にできることがあればいつでも連絡してください。心よりご冥福をお祈りいたします。
  • ○○様のご逝去を知り、驚いております。あまりに思いもかけないことで、お慰めの言葉もございませんが、どうかお力を落とされませんように。心よりお悔やみ申し上げます。

また、件名は用件のみを簡潔に書くようにしましょう。

たとえば「○○よりお悔やみを申し上げます」などと送り主が誰だか分かるようにしておくのが良いと思われます。

このとき相手が取引先などの企業の場合、会社名を入れるようにしましょう。

また、普通の挨拶と違い、お悔やみメールには時候の挨拶など余計な前置きは書きません。

前置きはなしでお悔やみの言葉のみを書くようにしてください。

これは、長々と用件を書くことで、相手に余計な手間を取らせてしまうからです。

 

 

そして、一番気をつけなくてはいけないのが、メールだからといって丁寧な言葉遣いは忘れないようにということです。

時候の挨拶などは必要ありませんが、やはり必要最低限言葉遣いだけは丁寧にし、特に故人への敬称は必ず必要です。

 

キリスト教の場合のお悔やみの言葉

ただし、キリスト教の場合、死は終焉ではなく、神に召されることだと捉え、祝福されるべきことだと考えられています。ですから、葬儀は故人を懐かしみ、神に感謝する場となりますので、お悔やみの言葉は使いません。

その代わり、

○○様の平安をお祈りします」

「安らかにご永眠されますようお祈りします」

という言葉を使います。

さらに、一般的なお悔やみに続く言葉とては、お通夜や告別式の際には、「ご焼香をさせていただきたくお伺いしました。」、葬儀に出席できない場合には、「葬儀には出席できませんが、どうかご無礼をお許しください。」という言葉があります。

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