アコギは手が小さい人も演奏できる!押さえ方のコツや練習のポイント
手が小さい人はアコースティックギター(アコギ)を演奏するには不向きなのではと思われがちです。
しかし、プロのギタリストの中には手が小さな人もいます。手が小さいからといって、アコギ演奏を諦める必要はないのです。
ただ、演奏するにはちょっとした工夫が必要です。
そこでここでは、手が小さい人がアコギを練習する上での、弦の押さえ方のコツや指の動き,練習方法などを紹介していきます。
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目次
手が小さい人もアコギの演奏はできる!
「手が小さい人はギターの演奏に向いていない」と思っている人がいます。そして、ギター演奏をやってみたいと思っても、手が小さいからと最初から練習するのを諦めてしまうのです。
しかし、本当に向いていないのでしょうか。それは違います。実際にギター演奏家達の中には手が小さな人もいます。
ギターというと、手や指の動きが必要ですが、必ずしも手の大きさだけで演奏の向き・不向きが判断される楽器ではありません。
確かに手が小さい人がギター演奏するにはちょっとした工夫や努力が必要です。しかし、そうだからといって演奏してはいけないということではないのです。
逆に、手が大きいからといって演奏に向いているかというと、そういうわけでもありません。大きいとギターの弦に触れやすく、関係ない音が出てしまうことがあります。
このように、ギター演奏に手の大きさが関係しているわけではないのです。要は、その人がギター演奏に情熱を持っているかという気持ちのほうが大切でしょう。
手が小さい人も一つ工夫することでアコギを演奏できる!
手が小さい人はギターに不向きではありません。ただ、先ほど紹介したように、演奏するにはちょっとした工夫が必要です。
手が小さい人は、特にコードを押さえることに難しさを感じるのではないでしょうか。
そこでここでは、アコースティックギター(アコギ)でコードを押さえるコツを紹介します。
手の小さい人が難しさを感じるコードの一つは、Gコードではないでしょうか。
教本に書いてある基本的な押さえ方では、薬指で6弦、小指で1弦を押さえることになっています。
しかし、手が小さい人にとってはこの押さえが難しいでしょう。
しかし、この押さえ方だとどうでしょう。6弦を中指で、1弦を小指で押さえるのです。そうすると押さえやすいのではないでしょうか。
結局のところ正しい音が出ればいいので、弦自体はどの指で押さえてもいいのです。教本に書いてある基本的な押さえ方に準ずるのではなく、自分が押さえやすい方法で押さえて構わないのです。
大事なことは正しい音を出すこと。演奏方法ばかりにとらわれずに、自由に演奏を楽しみましょう。
手の小さい人がギターの練習で取り入れて欲しい方法
手が小さい人がギターの練習をする際には、手の小さなギタリストの演奏を参考にするのも一つの手です。
世界で活躍しているギタリストの中にも手が小さい人はたくさんいます。特に女性に多いです。
たとえば、日本のポップス界でいえば中島みゆきさんや矢井田瞳さん、クラシック界でいえば村冶佳織さんなどです。
手の小さい人は、こういったギタリストの演奏法をよく研究することが大切なのです。
このようなギタリストは、手が小さいなりにその人に適した演奏法を見つけ、実際の演奏に取り入れているものです。
そういった、演奏法を研究してみることで、自分に適した演奏法を見つけることができるでしょう。
また、手の小さいギタリストが使用しているギターを使ってみるのも一つの手です。
このように、自分と似たような人を模倣してみることはとても大事なことです。
手が小さい人が弦の押さえ方以外にアコギ演奏で大切にしたいこと
ギターを演奏する際に弦を押さえる左手の動きはとても重要になってきます。
手が小さい人がギターを演奏する場合には、押さえ方の工夫も必要となってきますが、それ以外にも次のようなことも大切になってきます。
指の柔軟性
弦の押さえ方も大事ですが、そのためには指の柔軟性も必要です。指の関節が硬いと、うまく押さえようにもなかなかうまくいかないでしょう。
特にクラシックギターは、エレキギターやアコースティックギターよりも複雑で難解な指の動作が必要です。クラシックギターの演奏者を見てもらえばわかりますが、左手の指が非常に柔軟に動いていることがわかります。
指に柔軟性を持たせ柔らかく大きく開くことができれば、手の小ささもカパーできるでしょう。
押弦(おうげん)時の指の動き
押さえる弦に指が届かないと、指を広げることに意識がいってしまいます。そうすると、指がバタつくことに。
しかし、こういったバタつきには注意しなくてはいけません。バタついている間に他の弦を触ってしまい違う音が出てしまうことがあるからです。
コツは弦の上を這うように動かすことです。モーションをできる限り小さくして、最短距離で次の弦に移動させるのです。できるだけ無駄な動きをやめてスムーズに移動させることが大事です。
手首の位置
弦を指でしっかりと押さえるためには、手首の位置も重要です。手首の位置次第では、普通に押さえられる弦もしっかりと押さえられなくなってしまいます。
手首の位置は、押さえる弦、押さえるコードなどによって常に変化させることを意識しましょう。
手が小さい人の難関であるFコードの押さえ方のコツ
手が小さい人がアコギの演奏でコードを押さえる際には、ちょっとした工夫が必要であることを紹介しました。
先ほどはGコードについて紹介しましたが、他にも押さえが難しいコードの一つとしてFコードがあります。
最後にここでは、そのFコードを押さえるコツについて紹介します。
手が小さい人はFコードには苦戦するのではないでしょうか。Fコードでは、1フレットの1、2、6弦を人差し指1本で押さえる(セーハする)必要があります。手が小さい人にとってはこれは至難の技です。
そこで、1フレットを人差し指だけで押さえるのではなく、1、2弦だけを人差し指で押さえ、6弦は親指で押さえるようにするのです。
このように押さえることで、手が小さい人も押さえやすくなるでしょう。
この1フレット6弦を押さえる時には、2フレットとの区切り近くを押さえるといいでしょう。少しの力で押さえることができ、なおかつ綺麗な音が出ます。
また、Fコードを押さえる際に人差し指の押さえから入る人が多いと思いますが、中指(5弦2フレット)と薬指(4弦2フレット)から押さえてみると、案外簡単に弾けるでしょう。
さらに、Fコードが押さえにくい原因としてギターの指板を見ながら押さえているということがありますので、一回ギターを立てて押さえてみるときちんと弾けるかもしれません。
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