看護学生の実習内容とは？実情と本音や抱える悩み

看護学生の実習内容ってどんなものかと聞かれたら、真っ先に大変と答える学生が多いのではないでしょうか。

経験した学生なら分かりますが、まだ実習を経験していない子や看護学生以外の友達などからしたら、未知の世界ですよね。

こんなに大変な実習内容を通して、看護師になるんだと多く方に知ってもらいたいと思っている方は多いはず。

そこで、学生の本音や悩みなど含め、看護学生の実習内容の実際についてお伝えしていきます。

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看護学生の行っている実習内容とは？中身や実態について

看護学生の実習では、実際に患者さんを１人受け持たせていただきます。

患者さんやその家族には、事前に病院の方で学生がつくということを説明して了承を得ることが出来た方のみなので、いきなり学生がつくことはありません。

また、患者を受け持つと言っても、必ず指導者や教員などの見守りがあっての実習なので、患者さんの安全性は守られます。

学生には、事前に実習が始まる前に、簡単な患者さんの情報が与えられます。その情報をもとに事前学習をしていき、足りない情報は病棟や患者さんとの関わりで収集していき、看護計画を立案していきます。

看護計画は、その患者さんに対する充足、未充足部分を出し、実習中に未充足の部分をケアしていけるように、毎日計画立てて実施していきます。

学年や実習の内容などにもよって、実習期間や患者さんの病態の難しさも変わってくるので、看護学生にとって実習はものすごくハードなものになります。

実習内容がツライ……看護学生が経験してぶち当たる壁と本音

Aさんは、看護学生の１年生です。３週間ある実習中の２日目にして、看護学生の実習のつらさの壁にぶち当たってしまいました。その体験をみなさんにご紹介していきます。

患者さんは、様々な疾患を既往歴に持っていて、やや複雑なようです。Aさんが行っている実習の目的は、病態を理解するという実習であるので、病態がどのような影響を与えているか考えながら実習していく必要があります。

しかし、なかなか思うようにいきません。

患者さんとコミュニケーションをとったり、入院前の状況から考えられることを、Aさんなりに担当の看護師に報告しても、深く追求されてしまっていて上手く返すことが出来ないこと、記録が多すぎることなど、追い詰められている状況が続いています。

わからないことが、多すぎて何をどのように調べて良いかも分からない状況で、すでに辞めたいという考えまで出てきているようです。

学生のうちはできることも限られているし、病態をすべて理解しようとしてもなかなか難しいことです。

今回はAさんの体験談のみご紹介しましたが、実習中には、Aさんのように精神的に気持ちが落ち込んでしまう学生が多く存在します。

看護学生の実習内容より大変！看護師の悩める仕事環境

学生は、学生で辛いことがたくさんありますが、実際に看護師として働いたときに仕事以外にもっと大変なことがあります。

あまり学生の皆さんにお伝えするのは、心苦しいですが、現実を知ってもらえればと思います。仕事以外で大変なこと、それは人間関係です。

看護師というと、ほぼ女性だらけの職場ですよね。女性の職場って結構ドロドロしていて、ストレスもたくさん溜まります。

人の命を預かっているという責任感もあるので、さばさばとしているというか、厳しい感じの看護師が多いのが実情です。

そして、意外に多いのが、役職がついている上司である人が、部下の文句や悪口など平気で周りに言うこともあり、その影響力はとても強く、雰囲気が悪いなんてこともあります。

すべての人がそうとは限りませんが、白衣の天使と呼ばれている看護師も実は、裏の顔はとても怖いという人が多いのです。

看護学生は実習とかで本当に忙しい？学生の時間の使いかた

看護学生になると、時期にもよりますが、本当に時間がおしくなるぐらい毎日があっという間に過ぎて、時間に余裕がありません。

１年生の時は、比較的余裕があると思います。しかし、余裕があると言っても、毎日ぎっしりと朝から夕方まで座学や演習、そしてテストやレポートなどの課題も多くあります。

そして、実習が始まれば、何クールも科目や目的の違った内容で実習が行われるので、予習や記録の繰り返しで頭の切り替えも大変です。

まして、実習中は、慣れない環境で指導者や学校の先生との板挟み、患者さんとは常に関わらなくてはいけなくて、毎日がギリギリの状態です。

看護学生になるまでに、どんなに要領よく時間を使ってきた人でも、こんなに中身が濃く凝縮されているので、友達と遊ぶ時間ももちろん減りますし、恋人を作る余裕がないということも結構あり得る話なのです。

看護学生におくる先輩看護師からの休日の過ごし方アドバイス

あまりにも、忙しすぎる看護学生を経験していると、いざ休みになった時や、看護師になったときに、どのように休日を過ごせば良いか悩んでいる人も多いようです。

そこで、Aさんという２６年目の大ベテランの看護師さんによるアドバイスをまとめていこうと思います。

学生のうちは、寝ることでも良いですし、ゆっくりと過ごせれば良いのです。新人の時は、勉強会などもあるので、意外と休日でも仕事にかける時間が増えますが、次第に落ち着きます。

そして、時間があれば、好きなように旅行に行ったりもできますし、ショッピングなどで楽しむなどの余裕もできるようになります。

今、何をすれば良いかわからなくても、最終的には、長い時間をかけて、みんな自分にあった趣味やストレス発散法を上手く見つけているので、焦らなくても良いのです。

ちなみに、Aさんは、休みの日には、アクティブに外に動き回ることが多いようですが、寝る時間を確保してゆっくり過ごすことも大事にしているそうです。