大学の試験前に不安を感じる原因とそれを解消する方法
大学の試験は出題範囲が広く、単位の取得にも関わってくるため、強く不安を感じる学生も多いようです。
しかし、極度に不安を感じると試験に影響してしまい、よくない結果になることもあるものです。できれば、この不安を試験前に解消しておきたいところです。
そこでここでは、大学の試験前の不安をできる限り解消する方法などについて紹介していきます。
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目次
大学の試験前に不安になる原因と気をつけたいこと
大学の試験前というのは緊張して不安になるものです。その不安の大きな原因はテストでミスすることを恐れてしまうことにあります。
テストで出題されることは事前にわかっていることもありますが、ほとんどの場合わからないことが多いでしょう。しかも大学で学ぶ範囲は広いです。
そのような状態でしっかり勉強できていなかったところが出題されてミスすることを恐れてしまうのです。
しかし、ミスすることを恐れてしまうことは誰にでもあることです。仕方のないことです。
ただ、そのことを極端に恐れてしまわないことが大事です。
テストでミスをして単位が取れなかったらどうしよう、単位が取れなくて留年してしまったらどうしようと先のことを考え過ぎて極端に恐れ過ぎないことです。
テスト前は誰でも不安になるということを理解して、極端に恐れ過ぎないようにしましょう。
大学の試験前に不安を増大させないために睡眠が大事な理由
大学の試験前になると一夜漬けで集中して勉強する人も多いことでしょう。
しかし、1日くらいならいいですが、連続で一夜漬けするというのはあまりおすすめできません。
なぜなら、寝不足になると自律神経のバランスが崩れて緊張しやすくなるからです。
自立神経は交感神経と副交感神経で成り立っていて、交感神経はやる気や元気をもたらし、副交感神経はリラックスや安静をもたらします。
ですが、寝不足になるとこの自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になってきます。そうすると緊張が高まってくるのです。また、自律神経の乱れは不安感も増大させてしまいます。
だから、試験前に緊張し過ぎたり、不安になったりしないためにも夜更かしはあまりしないようにしましょう。
できたら、夜早く寝て、朝早く起きて勉強することをおすすめします。
不安を感じている大学の試験でしっかりと勉強結果を発揮する方法
大学の試験前に不安になることはある意味、仕方のないことです。ですが、あまり不安になりすぎると試験中に脳の力を十分に発揮できない場合があるので要注意です。
脳には「ワーキングメモリ」と呼ばれる能力があり、この能力には試験の設問を覚えたり、計算途中の式や計算結果を覚えたりする短期記憶の役目があります。
しかし、このワーキングメモリは試験に関する不安があると、そのことだけでいっぱいになってしまうそうです。
そうなると、試験に使うワーキングメモリがなくなり、うまく試験問題に答えられなくなるというわけです。
このワーキングメモリを試験問題に使えるようにする方法があります。それは「試験前に不安を書き出す」ということです。書き出すことにより、試験問題を解くために使えるメモリが増えるわけです。
これはある大学の実験でも証明されています。
もし、大学の試験前に過度に不安になっているようであれば、その不安を一度紙に書き出してみましょう。
大学試験勉強の先延ばしする傾向は男女で違いがある
試験勉強において、やろうと思っていながら先延ばししてしまう人も多いでしょう。しかし、この先延ばしする傾向のある人のなかでも男性と女性でその性格が違うようです。
ある調査結果によると、男子の場合は試験に対する不安が強く、自己効力感(自分がある状況において必要な行動ができるという認知)が低い人たちが最も先延ばしする傾向が高かったようです。
一方、女子の場合は試験に対する不安が弱く、自己効力感が低い人達が最も先延ばしする傾向が高かったようです。
この傾向をみると、男子の場合は試験に対する不安が強いほうが先延ばししやすい傾向にあるようです。すなわち、不安なあまり、その不安を一時的に低減するために先延ばししてしまうのです。
一方、女子の場合は、試験に対する不安が強い人はその不安を低減するために勉強を始める傾向にあるようです。
大学試験勉強時にできるだけ不安を解消しておく方法
ここまで大学の試験前の不安をできるだけ解消する方法を紹介していきました。
しかし、大事なことは試験勉強中にもできるだけ不安をなくしておくことでしょう。ここでは、勉強中で不安をできるだけなくす方法を2つ紹介します。
深呼吸してリラックス
大学の試験勉強中に緊張していると不安も高まってきます。そんな時は深呼吸をしてリラックスしましょう。
深呼吸は簡単に緊張を緩和できる方法の一つです。鼻から大きく息を吸い、口をすぼめてゆっくりと吐き出しましょう。
それを何度か繰り返していくうちに、気持ちがリラックスして、体の力も抜けていくでしょう。
首や肩を回すなど簡単なストレッチをすることも緊張を緩和する方法です。
準備が肝心
また、試験前に極端に不安にならないためには、「これなら大丈夫」と思えるほど周到に準備しておくことが重要です。
定期試験では、前もって教科書や問題集を使って学習を繰り返しましょう。特に苦手意識がある科目は本番で緊張しやすいため、しっかりと対策しておきましょう。
先ほども紹介したように前日に十分な睡眠を取ることも重要です。余裕を持って勉強し、睡眠もしっかり取り、心身ともにすっきりした状態で試験を受けるようにしましょう。
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